逃亡作法 TURD ON THE RUN 東山彰良
たぶん、近未来。死刑のなくなった日本。キャンプ9と呼ばれる北九州の刑務所に収容されていたツバメら、囚人たち。
連続少女暴行殺害犯の川原昇の被害者の父親たちが、川原に復讐しようとキャンプ9に潜入。復讐はすんでのところで失敗し、囚人たちはほとんどすべて脱獄した。
ツバメらは、捕らえようとする警察の手から逃れようと手段を尽くす。
また、引き続き超法規的に川原の復讐を企てるカイザーら、被害者の父親たちはツバメらと一緒に行動している川原を追う。


Amazonの『逃亡作法 TURD ON THE RUN』へ
読んでいくうちにツバメが主人公とわかる。思慮深さと行動力。といって力が抜けているところは抜けている。そして一度仲間と認識した人間は裏切らないという性格。魅力がある。
犯罪者なのに憎めない仲間たち。
川原は重度のパーソナリティー障害なのだが、それが笑える存在に。
そんな川原を恋人かペットのように執着する張。声を出して笑ってしまう。
その他、笑えるということを狙って書かれていると思う。それとスリリングな展開。引きつけられる。
私には諸々えぐ過ぎだし、長い(500ページ+、新しい文庫は上下巻の構成になっているよう)。だけど、面白く読めた。
「のどをクリアにする」とか外国語由来の表現が結構あるようだ。
連続少女暴行殺害犯の川原昇の被害者の父親たちが、川原に復讐しようとキャンプ9に潜入。復讐はすんでのところで失敗し、囚人たちはほとんどすべて脱獄した。
ツバメらは、捕らえようとする警察の手から逃れようと手段を尽くす。
また、引き続き超法規的に川原の復讐を企てるカイザーら、被害者の父親たちはツバメらと一緒に行動している川原を追う。
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川原は重度のパーソナリティー障害なのだが、それが笑える存在に。
そんな川原を恋人かペットのように執着する張。声を出して笑ってしまう。
その他、笑えるということを狙って書かれていると思う。それとスリリングな展開。引きつけられる。
私には諸々えぐ過ぎだし、長い(500ページ+、新しい文庫は上下巻の構成になっているよう)。だけど、面白く読めた。
「のどをクリアにする」とか外国語由来の表現が結構あるようだ。
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