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読んだ本、まんがについて片っ端に記録していきます。「見ました」「聴きました」も紛れています。

2018-09-27 (Thu)  20:51

北欧警察小説の古典 『笑う警官』

北欧、スウェーデンのクライムノベル、警察小説の古典。

ミレニアム、特捜部Qシリーズは最新作まで読んでしまった。ヴァランダー シリーズも和訳されているものはすべて読んでしまった。けれども、私の北欧クライムノベル ブームは終わらない。
次、何行くってところで、読むべきとお勧めされるのは刑事マルティン・ベック シリーズ。まあ、この分野の古典をあたっておけば、今後の読書を楽しんでいくための助けになるかもしれない。

と、あまり積極的な気持ちで読んだのではなかったけれど…

いや、面白かった!

ストックホルムの路線バスで運転手、乗客皆殺しというスウェーデンで前代未聞の大事件。
その被害者の中に警察官のステンストルムがいた。ステンストルムは警察本庁殺人捜査課主任捜査官のマルティン・ベックと組んで捜査を行っていた若く野心のある犯罪捜査官だった。
当初、まるで手掛かりが得られなかったが、犯行は、このステンストルムが独自に調査していた事件に関連していると思われた。

この巧みな展開。

加えて、捜査官たちの個性の描出。一人一人が話の展開の中で何気なくちょっと皮肉かつユーモラスに描かれており、自然に親しみを覚えるようになる。マルティン・ベック シリーズというけれど、そう意識していなければ、誰が主人公とも判断できないだろう。
また、応援の捜査員を含め、一人一人が少しずつ手掛かりをつかんだり役目を果たしたりする。だから全員を好きになっちゃう。

シリーズは時系列で古いのから順に読みたいタイプだけど、間違ってシリーズ第4作から読んでしまった。次は、第1作の『ロセアンナ』だ。本作では殺されてしまったステンストルムが活躍しているかもしれない。
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最終更新日 : 2018-09-27

大変参考になりました。 * by 中原
素晴らしい読書感想ブログとして愛読しています。感謝に堪えません。「笑う警官」は、だいぶ前になりますが、高見浩訳(英語版重訳)もありますね。スウェーデン語に堪能な・柳沢由実子氏の翻訳本は、最新版であり、圧倒的に優れているのでしょう。個人的には、高見浩訳に慣れてしまったせいか、柳沢由実子訳が読みにくく、どうしても通読できなかった記憶があります。

Re: 大変参考になりました。 * by キヨハラ
中原さん

コメントありがとうございます。また、ご愛読いただき感謝します。

そうなんですよね、こちらは直訳調で読みにくいんですよね。
でも、私はクルト・ヴァランダー シリーズを読んでその読みにくさに慣れちゃいましたw
また、最新版ということと、ミステリー翻訳の先生がおすすめしていたということがあり、こちらを読みました。
高見浩訳の方が読みやすいとうかがうと今後このシリーズをどちらで読むかという問題に悩みます。

それでも何でもマルティン・ベック シリーズは面白いですね。

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大変参考になりました。

素晴らしい読書感想ブログとして愛読しています。感謝に堪えません。「笑う警官」は、だいぶ前になりますが、高見浩訳(英語版重訳)もありますね。スウェーデン語に堪能な・柳沢由実子氏の翻訳本は、最新版であり、圧倒的に優れているのでしょう。個人的には、高見浩訳に慣れてしまったせいか、柳沢由実子訳が読みにくく、どうしても通読できなかった記憶があります。
2018-10-07-17:23 * 中原 [ 編集 * 投稿 ]

キヨハラ Re: 大変参考になりました。

中原さん

コメントありがとうございます。また、ご愛読いただき感謝します。

そうなんですよね、こちらは直訳調で読みにくいんですよね。
でも、私はクルト・ヴァランダー シリーズを読んでその読みにくさに慣れちゃいましたw
また、最新版ということと、ミステリー翻訳の先生がおすすめしていたということがあり、こちらを読みました。
高見浩訳の方が読みやすいとうかがうと今後このシリーズをどちらで読むかという問題に悩みます。

それでも何でもマルティン・ベック シリーズは面白いですね。
2018-10-07-23:12 * キヨハラ [ 編集 * 投稿 ]